【新唐人2014年7月21日】国連教育科学文化機関、ユネスコは2013年6月、日本の富士山を世界文化遺産に登録しました。7月1日に開山式が行われた富士山が、2カ月間の登山シーズンを迎えました。
東京から車でおよそ1時間半。頂上に雪を残す富士山の姿が目の前に現れてきました。麓から山道に沿って走ると、しばらくして中腹の五合目に着きました。
記者
「富士山は麓から頂上まで10段階に分けられ、各段階を『合目』と呼びます。私は今5合目のところにいます。海抜2305mです。毎年の7〜8月は富士山の開山シーズンで、多くの登山愛好者は5合目から出発し、頂上に向かいます」
毎年夏になると、およそ30万人の登山愛好家が富士山を訪れます。多くの人は5合目から出発し、七合目と八合目の山小屋で一泊して、翌朝、頂上で日の出を迎えます。
去年、富士山がユネスコの世界文化遺産に登録されてから、2度目の開山シーズンを迎えました。山梨県の統計によると、去年の観光客数は前年に比べ34.5%増えており、観光客の半数以上は世界文化遺産の雄大さを見るためだと答えています。
オランダ人観光客
「我々にとっては必見です。本当に美しいです」
オランダ人観光客
「素晴らしいです。緑の植物もいっぱいなところもあり、黒くなっているところもあります」
頂上まで登らなくても、中腹の五合目から眺める景色も決して悪くありません。
日本人観光客
「44年前、まだ学生の頃に一度頂上まで登ったことがあります。今度は2度目で、バスツアーで、今回は五合目までですけど」
日本人観光客
「ちょっと想像と違うかな、もう少し雪があるのかなと思ったので」
富士山はかつて、心霊の住まうところとして拝されてきました。ユネスコにも「信仰の対象と芸術の源泉」との名称で登録され、毎年、多くの観光客を迎え入れています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://ap.ntdtv.com/news/20140715/video/128898.html?登世界遺產一周年%20富士山開山迎客 (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/萩野 映像編集/李)